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【収納計画の決定版!歩数ゼロで片づく家”をつくるための収納設計術】新潟・長岡の暮らしにフィットする収納計画
家づくりで多い後悔のひとつが、収納のつくり方です。
「収納量は足りているのに片づかない」「動線が遠くて戻すのが億劫」
こうした声は、新潟や長岡で新築住宅を建てる方からもよく聞かれます。
実はその原因の多くは、
“収納の配置”や“収納の割合”が暮らしに合っていないこと。
量の問題ではなく、“どこに・どれだけ・どう使うか” が整っていないことで、家は散らかりやすくなります。
この記事では、新潟・長岡エリアで多くの住宅を手がけてきた D-Grid Housing が、実際の新築住宅の設計で使っている収納計画の考え方を、
“誰でも実践できる判断基準”に落とし込んでわかりやすく解説します。
1. 収納量より重要なのは、「使う場所に近いか」

収納は“家の引き出し”。
大切なのは、どれだけ大きいかよりどれだけ使う場所に近いかです。
たとえば——
- 洗面室の近くにタオル・下着・パジャマ
- キッチンの近くに日用品のストック・消耗品
- 玄関横にアウター・ランドセル・カバン
- リビング横に掃除用具・書類・子どもの道具
「使う→しまう」の2ステップを5歩以内に収めると、劇的に片づけがラクになります。
2. 黄金比は「7:2:1」

日常7|季節2|記念1
人が管理できる量には限界があります。
そこでD-Gridでは、収納を次の 7:2:1の比率 で組み立てます。
● ① 日常収納(割合:7)
毎日触れるもの。ここを最優先で“使う場所の直近”へ。
- 衣類(普段着)
- 子どもの学用品
- 調味料・乾物・日用品
- タオル・下着類
● ② 季節収納(割合:2)
年に数回使うもの。出し入れしやすい“端の場所”へ。
- 布団
- 冬服/夏服
- 行事用品(クリスマス、正月)
● ③ 記念収納(割合:1)
思い出のもの。多く要らないため、上部や奥側に。
- アルバム
- 卒業品
- プレゼント類
この比率で整理すると、重要なものが埋もれず、戻すべき場所が明確になります。
3. ウォークインは“通らない収納”を増やすと効率が上がる

ウォークインクローゼット(WIC)は人気ですが、実は「通路」部分が多く、面積効率は高くありません。
そこでD-Grid Housingは、
✔ “通らない収納”=壁一面の収納を増やすを、提案します。
こうすることで、
- ウォークインで散らかりやすい
- どこに何を置くか曖昧になりがち
- 奥行きが深すぎて死蔵化
という問題が一気に解決します。
特におすすめは、
● 廊下収納(壁面の浅い収納)
→ 歩きながら出し入れできる
→ どこに何があるか一目でわかる
→ 日用品の管理がラク
これを間取りに落とし込むと暮らしてから、毎日をスムーズに過ごせます。
4. 玄関・洗面・キッチンは「収納の三大ポイント」

① 玄関収納には“出かけるセットをまとめる”
- アウター
- カバン
- 学用品
- 雨具
- ペット関連
- ベビーカー(折りたたみ)
ここに集約すると、出発〜帰宅の動作が格段にスムーズになります。
② 洗面収納は“3ステップ完結型”
洗う → 干す → しまう が 同フロアで完結するようファミリークローク(衣類収納)を近接させると最強です。
- タオル
- 下着
- パジャマ
- デイリー衣類
とくに、洗濯関連は、洗面近くが正解。家事ラクにもつながります。
③ キッチン収納は“通過型パントリー”
- キッチン側
- 玄関または勝手口側
の 両方にパントリーの出入口がある=通過型 だと、
「買う → しまう → 調理」が 最短1ルートになります。 これは、家事動線の記事で紹介した「往復ゼロ」を実現する要の設計です。
5. 収納の奥行きは“深いほど良い”は、間違い

深すぎる棚は「前だけ使われて奥が散らかる」ので要注意です。
使いやすい奥行の基本は下記の通り。これをおさえた設計を行いましょう。
| 収納 | 推奨奥行 | 理由 |
| 食器棚 | 35〜45cm | 奥まで見える/重ねない |
| パントリー棚 | 25〜30cm | 買い置き食材が倒れず整理しやすい |
| リビング収納 | 20〜30cm | 文具・日用品・書類に最適 |
| クローゼット(衣類) | 55〜60cm | ハンガーが無理なく収まる |
6. “生活動線と収納動線”は必ずセットで考える

収納計画の目的は「片づけやすい=戻しやすい生活」 をつくることです。
そのためには、生活の流れ(動線)に収納を沿わせることが必要です。
● 例:帰宅動線
玄関 → 洗面(手洗い) → パントリー/キッチン
↓
必要収納:
- 玄関:アウター・カバン・鍵
- 洗面:タオル・除菌グッズ
- パントリー:買い物袋を即収納
こうすると帰宅動作をとめることなく、スムーズに暮らすことが可能です。
7. デザイン性 × 実用性を両立する収納のつくり方

D-Grid Housingが大切にしているのは、“家に合わせた収納”ではなく、“暮らしに合わせた収納”。”
そのために、以下のことを大切に設計をしています。
- 扉の高さをそろえて“壁のように見せる”
- 色・素材を空間に合わせてノイズを消す
- 見せる収納は量ではなく“目的”に絞る
こうした細部が、毎日の快適さや視覚的な心地よさにつながります。
8. まとめ
使う場所の直近に、日常7:季節2:記念1
収納計画の本質は「戻しやすさ」をデザインすること。
位置・分類・動線が整えば、暮らしは驚くほど軽くなります。
- 使う場所の直近
- 7:2:1 の比率
- 通らない収納=壁面中心
- 動線に沿う配置
- 見た目と余白を整える
これらを組み合わせることで、暮らしの流れがスムーズに整う住まいになります。
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